まったく頭を使わない『DEATH NOTE』を観た。

どうも。
今回も映画の話です。
他に書くことがないので。


皆さんは、『DEATH NOTE』ってご存知ですか?

DEATH NOTE デスノート
知らない方はほとんどいないかと。有名ですよね。漫画だけでなく、映画やアニメもありますし。ちなみに僕は、漫画から映画という道を辿りました。アニメは見たような、見てないような。
僕にとって『DEATH NOTE』は、非常に印象深い作品です。自分でも理由はわかりません。単行本を集めてたわけでも、映画を劇場で観たわけでもないんですけど。たぶんあの頃の自分には刺激的だったんじゃないですかね。
とくに映画の予告。藤原竜也演じる夜神月がFBI捜査官の死を見届けるシーンは、今でも鮮明に覚えています。たしか地下鉄か何かだったはず。僕はあのシーンに感化されて、フードを被るタイプの男の子でした。
今思えばツッコミどころも多いです。天才と天才の物語ですからね。ただ、それでも読めるんですよね。読んだことがないという方には、ぜひ読んでもらいたいです。全12巻とコンパクトにまとまっていますし。13巻は読まなくても大丈夫だったはず……
DEATH NOTE コミック 全12巻完結+13巻セット (ジャンプ・コミックス)
 
さて。
映画の話に移りましょう。
 
ディストラクション・ベイビーズ
ディストラクション・ベイビーズ
映画『ディストラクション・ベイビーズ』公式サイト
ほとばしる剥き出しの魂
日本映画史上
もっとも過激な108分
監督:真利子哲也
公開:2016年5月21日
 
知り合いが絶賛していたので観ました。
僕も好きです。こういう映画を観ると血が滾りますよね。喧嘩とかしたことないんですけど。この先することもないんだろうけど。ワクワクしますよね。それと同時に怖くもなる。もしも泰良みたいな人に絡まれたら、どうしようって。怖ぇ。
この映画の喧嘩は、ヤンキー映画やアクション映画とは違う暴力の描き方です。どこが違うんだと問われると、上手く答えられません。とにかく、良い喧嘩を見ることができます。決して格好良くはありません。スタイリッシュでもありません。それでも良いなと思える。
うーん。どこまで演技なんでしょう。いくら芝居とはいえ、痛いと思うんですよ。むしろ演技だかこそ。だって、リアルで喧嘩する人ってアドレナリンとかで出そうじゃないですか。それとも役者なら出せるんですかね。
まあ、日本映画史上もっとも過激とまでは思いませんが。そこを期待しちゃうと、物足りないかもしれません。
演技も良いです。柳楽優弥演じる泰良は劇中でほとんど喋りません。でも狂気を発せるんですよね。身長があまり高くないのも、上手くハマっていました。泰良が大男だと、何度も立ち上がってくる怖さが伝わらないと思うので。菅田将暉も上手いですよね。個人的には、若手俳優の中で頭一つ抜けてるかなと。心地よいクズっぷりでした。彼は作品によって違う人に見えます。小松菜奈は他の作品を見たことがないので何とも言えませんが、良かったです。何が良いのかは、見ればわかります。
 
え?
DEATH NOTEじゃない?
この映画は、頭を使わない『DEATH NOTE』なんですよ。
たしかに頭は使ってます。頭突きしまくってますし。そういうことじゃありません。
泰良=DEATH NOTE
裕也=夜神月
こういうことです。
DEATH NOTEに名前を書かれた人間が死ぬように、泰良に目を付けられたら逃げ場はないんですよ。もちろん倒せばいいんです。でも泰良は倒れない。DEATH NOTEだって名前を書かれなきゃいいじゃないですが。でもそんなに甘くない。いつ自分が標的になるかなんで、誰にもわからないんですよ。
DEATH NOTEにしても、泰良にしても、それは力そのものです。手に入れれば使ってしまう。力こそパワーなんですよ。でも力を手に入れても、それは持ち主と他人との力関係が入れ替わるわけじゃない。力が効かない人もいれば、その力を奪う人もいる。同じ力を持つ人もいれば、違う力を持つ人もいる。
祐也は、泰良を自分の思い通りに扱おうとします。でも、自分が思い描いたように進まない。月と同じです。見てる分には微笑ましいですよね。若さゆえの自己顕示欲。彼らを一緒に考えるのもおかしな話ですが、本質は変わらないと思っています。
これぞ青春です。
 
デスノート Light up the NEW world
 
以上、頭を使わない『DEATH NOTE』の話でした。
それでは。

綾辻行人がおすすめする「〇〇〇〇〇が楽しめる映画」を観ようと思う。

どうも。

綾辻行人といえば、日本を代表するミステリ作家ですよね。

デビュー作の『十角館の殺人』は、日本のミステリ史に残る傑作です。

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

 

しかし、今回は綾辻先生の著作ではなく、映画の話です。

と言っても、映画化作品の話ではありません。

 

綾辻行人がおすすめする「驚愕の結末が楽しめる映画」10本 - T-SITEニュース エンタメ[T-SITE]

こちらのページで紹介されている10本の映画についてです。

TSUTAYAのホームページで紹介されています。

リンク先には綾辻先生の作品解説なども載っていますよ。

「驚愕の結末」という時点で、ある種のネタバレではありますが……

綾辻先生の作風を考えれば、許されますかね。

 

さて。

それでは10作を紹介しましょう。

 

スティング

スティング (字幕版)

1936年のシカゴを舞台に、ポール・ニューマンロバート・レッドフォード演じる天才詐欺師たちが熾烈な頭脳戦を展開する。第46回アカデミー賞作品賞®ほか全7部門受賞。

 

サスペリア2

サスペリアPART2 日本公開35周年記念究極版 Blu-ray

イタリアに滞在中の米国人ピアニストが、遭遇した殺人事件の犯人を自ら追う。日本では『サスペリア』('77)が先に公開されてヒットしたため邦題が『〜PART2』に。

 

ファイト・クラブ

ファイト・クラブ (字幕版)

平凡な会社員の“僕”は不可思議な男と出会い、互いを殴り合う地下組織“ファイト・クラブ”を結成。クラブはやがて、危険なテロ集団へと変貌を遂げていく。

 

アンブレイカブル 

アンブレイカブル(字幕版)

フィラデルフィア近郊で乗客131人が死亡する列車事故が発生。唯一、無傷で生き残った男に、ヒーローを捜しているというコミックコレクターが接触してくる。

 

アザーズ

アザーズ [DVD]

1945年、英国の孤島に建つ広大な屋敷に、出征した夫の帰りを待つ妻とその二人の子どもが転居。屋敷に3人の使用人が現れるが、一家の周りで不可解な現象が頻発する。

 

ソウ

ソウ(字幕版)

密室に鎖でつながれて目覚めた男二人が、猟奇殺人犯“ジグソウ”から残酷なゲームを強要される。低予算ながら斬新なストーリーが人気を集め、全7作のシリーズに。 

 

プレステージ 

プレステージ (字幕版)

19世紀末のロンドン。ライバル同士のマジシャン二人が、ある事故をきっかけに互いを潰そうと争いを繰り広げる。主演はヒュー・ジャックマンクリスチャン・ベール

 

エスター

エスター (字幕版)

子どもを死産して悲嘆に暮れる夫妻が、孤児院から9歳のかわいい少女を養子に迎える。当初は利発で素直だった少女は、次第に恐るべき本性をあらわにしていく。

 

アフタースクール

アフタースクール [DVD]

お人よしの中学校教師が、自分を訪ねてきた謎の探偵と一緒に親友の行方を捜すはめに。エリート会社員だった親友の知られざる一面が次々と明らかになっていく。

 

レッド・ライト

レッド・ライト (字幕版)

30年以上姿を消していた伝説の超能力者サイモン・シルバー(ロバート・デ・ニーロ)が復活。女性物理学者とその助手が、彼の能力を科学的に解明しようとする。

 

はい。

以上の10作品です。

有名どころが多いので、観たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

僕は『SAW』だけ観たことがありました。 

残りの9作は、名前だけ知ってました……

 

で、タイトル通り、これらの作品を観ようと思います。

すでに、『ファイト・クラブ』と『アザーズ』は観ました。

どちらも良かったです。感想はいずれ書くかもしれません。

残り7作は、夏の間に観るつもりです。

そのためにブログにしました。

書いたからには、観るしかない……みたいな。

今回はそれだけです。 

まあ、こんな緩い記事を更新したいと思っていますので、軽い気持ちで読んでいただければ幸いです。

 

それでは。  

『ルビンの壺が割れた』を読んだ。

どうも。

先日、ある作品を読みました。

SNSで話題の宿野かほる『ルビンの壺が割れた』です。

ルビンの壺が割れた《キャンペーン版》期間限定無料

新潮社の宣伝ツイートを見た方も多いと思います。インターネット上で全文公開した上に、広告コピーを募集するというものでした。インターネットが話題を作る時代とはいえ、あまり見ない試みだと思います。

まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。期間限定ではありますが、新潮社のサイトだけでなくKindleでも閲覧できます。せっかくの機会ですからね。

一応、自分の感想を書いたつもりですが、いろいろな方の意見を見たので、影響されているかもしれません。何かあれば、記事は削除させていただきます。

 

 

下、ネタバレあり

(オチ自体には言及していません)

 

たしかに伏線が少ないです。いくらメッセージとはいえ、ミステリであるからにはもう少し伏線が欲しかった。小出しに与えられる情報も、繋がりが感じられず、最後まで話に入り込めませんでした。

相手に向けたメッセージのはずが、読者の存在を意識せざるをえないという指摘にも頷けます。いくら昔の知り合いとはいえ、そこまで記憶が曖昧になるものなのかと。読者への説明であるという印象が、どうしても拭えませんでした。

ただそれ以上に、メッセージを交わす二人の人物像が掴めませんでした。なぜ掴めないのか、考えました。

まず、お互いの相手と自分についての記述に一貫性が見い出せません。相手のことについて何も知らないだけでなく、自分のことも上手く言い表せていない。昔男女の仲にあったというのであれば、仕方の無いことかもしれませんが。ただ、あまりにも一貫性がないので、別人の話になったのかと思ってしまいました。そこにミステリの仕掛けがあるのかと。

また、終始二人のメッセージで構成されているため、第三者の視点が存在していません。友人の発言もあるにはありますが、あくまでメールの一部に過ぎない。地の文がないことで、心理描写が不足しているように思いました。

ここまで読むと悪く言っているようですが、僕は嫌いじゃないです。ただ、これは読むよりも書くほうが楽しいだろうと思いました。

男女の仲にあった相手に知らない秘密があったという作品は、後出しにならざるをえないとも思います。だからこそ、メッセージという形式を用いたのかなと。連城三紀彦あたりを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

 

まあ、僕の感想なんてどうでもいいんです。

 

なぜこのような宣伝を行ったのか。

だれがこの作品を書いたのか。

こっちの方が気になりません?

 

なぜこのような宣伝を行ったのか。

たぶんこの手のプロモーションって、大成功のしようがないと思うんです。無料で読めるという時点で、手放しに褒めるなんてことは少ない。これだけ新潮社が自信を持って宣伝すれば、少し厳しい目で作品を読もうとするのが人間というものです。実際、作品を褒める人がいる以上に、作品に疑問を抱く人が多いと思います。僕だって、こうやってブログにしています。

でも、新潮社はそんなこと織込み済みなんでしょう。ネット上で話題になることも込みで、宣伝を行っている。実際に販売することになれば、帯やPOPに「ネットで話題騒然!」と書かれます。

おそらくSNSであの宣伝を見たときに反応する層と、書籍化されたときに手に取る層は違うんじゃないでしょうか。この本をキャンペーン中に読んだ人が、書籍化されても買わない。でも、それも想定済み。すでに読んだ人を宣伝の一部にすることで、読んでいない人にも存在が知れ渡ります。

もしもそうならば、いい試みですよね。本を手に取る人が増えることが、何よりも大切です。

  

だれがこの作品を書いたのか。

これに尽きますね。

小説の感想なんて、人それぞれですから。でも、作者は違う。読み手によって作者が変わる作品なんて、僕は聞いたことがありません。もしかすると存在するかもしれませんが。

皆さんは誰が書いたと思いますか?

僕には、ただの新人作家とは思えません。無名の新人の作品であれば、こんな宣伝の仕方はしないと思うんです。何か賞を受賞したようでもありませんし、文体や構成が今までにない斬新な作品でもない。期待の新人であったとしても、この宣伝は荷が重過ぎるように思えます。

では、すでに売れている作家の別名義でしょうか。このパターンはよくありますからね。ただ、今回に限って言えば、それも考えにくい。わざわざ別名義を使ってまで書く作品とは思えませんから。それに、新潮社が新人といっています。公式のホームページに記載された文章は一種の地の文なので、これで新人作家じゃなければ、フェアとは言えませんよね。

となると、有名人の作家デビューでしょうか。これも前例はいくらでもあります。しかし、ただでさえ何か言われることの多い有名人の作家デビューにこんな宣伝の仕方を選ぶとは思えません。出版社だけでなく、所属する事務所などもタッチするでしょうからね。

うーん。となると人工知能でしょうか。これだったら面白いとは思います。ただ、もしも人工知能が書いた小説であれば、わざわざメッセージ形式の作品を選ばないんじゃないかなと。風景描写や心理描写が少なくなるので、人工知能が書いたという意外性がありません。

複数の人物による作品の可能性も考えられなくはないですけど、弱いですよね。

ちなみに、僕はおじさんが書いたと思っています。「おじさんって誰だよ」と思うかもしれませんが、それは僕にもわかりません。ただ、何となくおじさんが書いてそうです。若い人には書けない気がしたので。

ただ、よく考えてみると、世の中のたいていの小説は、広義のおじさんかおばさんが書いていますよね。あながち間違いでもないのかなと思っています。

次点はもちろんおばさんです。

 

さて。

ここまで考えました。

作品の感想だけでなく、宣伝や作者についても。

で、思いました。

新潮社はもっと考えてるんじゃないかと。

つまり、ネット上の反応も予想済みで、この作品の宣伝を行ったのではないかと。

そもそも、作品自体がメタっぽいですよね。もちろんメタ作品ではありません。ただ、あのような形式の作品であれば、読み手はメタの可能性も考慮するのではないでしょうか。しかし、実際にはそういうことはなかった。あくまでも驚きの真相が待っていただけでした。 

で、それを読んだ人たちはネット上もしくはリアルで感想を語り合います。もちろん作品や宣伝への批判だって考えられます。

でも、それは問題にならない。なぜなら、読者の感想が作品の一部となるからです。つまり読者の反応を踏まえた上で作品が完成する、さらにはそれを作品の中に取り込むことすら考えられているのではないかと。

もしもそうであれば、キャッチコピーを募集することにも頷けます。

 

うーん。

さすがに無理がありますか。

ありえなくもないと思うんですけどね。

 

まあ、少なくとも、ここまでブログを読んでもらえれば、僕の宣伝は成功していると言えるんじゃないでしょうか。

これこそ紛れもない後付けですね。

 

最後に言うことでもないんですけど、宿野かほるって古野まほろに空目しちゃいますよね。

これだけはどうしても伝えたかったので。

 

それでは。 

『FOUND ファウンド』を観た。

はじめまして。

何について書くか悩んだ末に、映画にしました。

記念すべき(?)第一回は『FOUND ファウンド』です。

 

『FOUND ファウンド

FOUND ファウンド [DVD]

製作年:2012

製作国:カナダ

監督:スコット・シャーマー

学校でいじめられているマーティは、家族の秘密を見るのが何よりの楽しみだった。母親はベッドの下に手紙、父親は車庫の奥にヌード雑誌、そして兄はクローゼットに人間の生首を隠していた。時々変わる生首をこっそり取り出して眺めるのを日課にしていたマーティは、ある夜同級生の首を発見し……。

 

ホラー映画です。日本では2017年に「未体験ゾーンの映画たち」として公開されました。『イット・フォローズ』を越えて42冠を達成したのだとか。いまいちピンとこないのは、僕が映画に疎いからでしょうか。『イット・フォローズ』が何冠なのかだけでも誰か教えてください。

 

日本語版ポスターには「史上最も美しいスプラッター映画」「完璧なラスト」とあります。この手の謳い文句には、どうしても期待してしまいます。最後に何かあるというのに弱いんですよね。

 

この作品の知名度って、どれくらいなのでしょうか。全国の劇場で公開されていたらしいのですが。ちなみに僕は、ミステリ評論家、千街晶行さんの

最後に観たのは『FOUND ファウンド』。乙一の小説みたいな話だな……と思いながら観ているとラストでドン引き必至のホラー映画上級者向け作品。いやあ凄かった。グロ度と背徳度では『マーターズ』『セルビアン・フィルム』あたりに匹敵すると思う。あのラストカットは忘れられそうにない。

というツイートで、この作品を知りました。

※ツイートの貼り方がわかりませんでした。いずれ修正します。

「ラストカットが忘れられない」と言われると、見たくなりますよね。僕は好きです。この手の謳い文句。

 

で、『FOUND ファウンド』を観ようと思ったのですが……

その前にツイートで触れられている作品を見るべきではないかとなりまして。『マーターズ』を観ました。

マーターズ [DVD]

製作年:2008

製作国:フランス

監督:パスカル・ロジェ

 

うーん。こちらは期待はずれでした。とにかく楽しめなかったんです。たしかにグロい。たしかに背徳的。でも、肝心のストーリーがつまらない。初めの方は良かったのですが、後半になるにつれて……。どうも僕には合いませんでした。リメイクまでされている作品なので、気に入る方も多いとは思います。あくまでも個人の感想ということで。ちなみにこういうのをフレンチ・ホラーと呼ぶらしいです。たしかにフレンチでしたよ。主人公が○○○に(ry

 

で、とりあえず『FOUND ファウンド』だけ観ようかなと。準新作が100円になっていたので。ラッキーでした。

 

さて。

ようやく感想です。

 

 

以下、ネタバレあり

 

 

正直、怖くないです。

というか、観客を怖がらせようとしていないんですよね。

出演者の演技はお世辞にも上手いとは言えませんし、映像もどこか安っぽい。どことなくホームビデオを思い起こさせます。カメラ何台くらい使ってるんでしょうか。

ただ、リアリティはあります。家族が交わす会話の独特な空気感みたいなものが、よく表現されています。親子にしても、夫婦にしても、兄弟にしても。あの感じって出そうと思って出せるものじゃないと思うんですよ。まあ、出てるんですけど。

とにかく、思っていた以上に楽しめました。兄弟のビジュアルも良かったですし、学校の友人たちもいいキャラしてます。主人公がホラーマニアというのも、上手く効いていました。オープニングも良いですよね。

DVDではなくVHS(?)をレンタルしていたので、少し昔の設定なのでしょう。それ以外のシーンは現代とほぼ変わらないと思います。あの場面まで昔の話だと気付きませんでした。

ホラー映画ではあるんですが、一種のホームドラマみたいな作品でした。恐ろしいホラーでも、残酷なスプラッターでもない。少し人とは違った青春だなって。監督は家族の形を描きたかったのかなとも思いました。家族の形なんて家族の数だけありますからね。兄が両親の生首を弟に添えるのも、家族の形です。

ちなみにこの作品、8000ドルで撮影したらしいです。これには驚きましたね。どういう内訳なんだよって。ちなみに『イット・フォローズ』が200万ドル。どちらも制作費からは考えられないクオリティですよね。

 

47 Ronin (字幕版)

まったく関係ないですが、こちらは僕がいつか観たい映画の一つです。もしも機会があれば、こちらもブログで取り上げます。

 

さて。

ここからは、より主観的な感想です。

 

僕がこの映画を観て、最初に思ったこと。それは、こんな兄が欲しいなということでした。と言っても、別に両親を殺されたいんじゃないですよ。ただ、羨ましいんです。僕も兄から何か教えてもらいたかった。兄弟で共通の趣味があるって良くありませんか?

たぶんこの作品の兄弟は、強い絆で結ばれているんですよ。少し歪な兄弟愛で。僕にはそれが羨ましく思えた。だから好きです。面白いかと聞かれると、また違う気もしますけど。ストーリーにあまり起伏がないので。そこもホームビデオっぽい。パッケージで兄が掴んでいる弟の生首は、まさに兄弟愛の具現化かなと思っています。少し無理のある解釈かもしれませんが。

ラストカットについてはとくに何もありません。たしかに背徳的ではありますが、忘れられないってほどでもない。最初はどうなってるのかよくわかりませんでしたが。ドン引きはしませんが、美しくはあると思います。もちろん残酷ではあるんですけど。

ホラー映画の怖さが好きな人には、少し物足りない作品かもしれません。それでもいいんです。これは紛れもない青春映画ですから。

 

それでは。